
「パートナーの行動や態度が以前と変わった」「なにか隠しごとをしているような気がする」と感じたら、浮気を疑ってしまう方がほとんどかと思います。実際に、パートナーの行動が変わったことで浮気に気づいたという実例も少なくありません。
しかし、実際にどうやって調査をすればよいのかと悩んでしまう方が多いです。浮気調査を依頼するにはお金がかかるし、自分で調査をする方法も分からない…。
今回は、自分で浮気調査をしようと思っている方に向けて、実際に自分でできる浮気調査の方法を15選紹介します。また、浮気調査にてどういった証拠を集めれば法的証拠になるのか、浮気調査に役立つグッズについても解説していきます。
ただし、自分で浮気調査を行うにはある程度のリスクを覚悟しなければなりません。そのため、浮気調査を自分で行うリスクや探偵事務所などに依頼するメリットについても併せて紹介します。
浮気調査をしたいと思っている方は、今回の記事を参考に「自分で浮気調査をするか」「探偵事務所などに調査を依頼するか」を改めて考えてみてください。
- 1. 浮気調査でどのような証拠に法的効果がある?
- 1.1. 肉体関係があったと推測できるデータ
- 1.2. 探偵会社の報告書
- 1.3. パートナーを自白させた録音データ
- 2. 自分で行う浮気調査方法15選
- 2.1. 財布の中身を確認する
- 2.2. 給与明細を確認する
- 2.3. クレジットカードの明細を調べる
- 2.4. 自宅のパソコンを調べる
- 2.5. GPSで居場所を確認する
- 2.6. LINEやスマホの使い方を観察する
- 2.7. カーナビ履歴や走行距離、車内をチェックする
- 2.8. ボイスレコーダーで録音する
- 2.9. 口頭で質問し、返答の様子を観察する
- 2.10. 精液検出液を利用する
- 2.11. 出会い系サイトをチェックする
- 2.12. SNSを確認する
- 2.13. 浮気調査アプリを利用する
- 2.14. 撮影する
- 2.15. 尾行する
- 3. 浮気調査に役に立つグッズ
- 3.1. 盗聴器
- 3.2. GPS発信器
- 3.3. 小型カメラ
- 3.4. ボイスレコーダー
- 3.5. ドライブレコーダー
- 4. 自分で浮気調査する際のリスク
- 4.1. 配偶者にバレて関係が悪化する
- 4.2. 不正アクセス禁止法や住居侵入罪など違法行為に注意
- 4.3. 精神的苦痛になる
- 4.4. 時間と労力が必要
- 5. 【状況別】どのような証拠を集める必要がある?
- 5.1. 浮気の事実だけ知りたい場合
- 5.2. 離婚や慰謝料請求などしたい場合
- 6. 自分でできる浮気調査15選まとめ
浮気調査でどのような証拠に法的効果がある?
浮気調査の第一歩は、具体的にどういった証拠を集めればよいか知っておくことです。
これを知らないままがむしゃらに調査をしてしまうと、本当は聞き出せたことが聞き出せなかったり、しっかりと証拠を残せなかったりして、浮気を立証することが難しくなってしまうかもしれません。
浮気調査における証拠のうち、法的効果があると言われているのは主に以下の3つです。
- 肉体関係があったと推測できるデータ
- 探偵会社の報告書
- パートナーを自白させた録音データ
これらのデータや書類があれば、パートナーの浮気について法的効果が得られます。それでは、それぞれの詳しい内容について解説していきます。
肉体関係があったと推測できるデータ
1つめは、肉体関係があったと推測できるデータです。このようなデータには、非常にさまざまな種類があります。
例を挙げると、以下のようなデータや書類などです。
- 浮気相手と2人で行ったと思われるラブホテルの領収書やレシート
- 浮気相手とラブホテルに出入りしている写真
- 浮気相手と思われる人物とのSNSやメールでのやり取り
- 車の走行履歴やカーナビの履歴

以上のようなデータがあれば、肉体関係があったと推測できる根拠になります。ただし、車の走行履歴やカーナビの履歴は少し証拠として弱いので、これと併せて上記のような領収書やレシート、写真などの根拠を集めておくとより有利な状況になるでしょう。
浮気相手やその度合いによっては、他にも決定的な証拠を集められる可能性があります。肉体関係があったと推測できるデータであれば上記のようなデータ・書類でなくても問題ありませんので、ひとまず根拠になりそうな証拠は全て手元に残しておくようにしてください。
探偵会社の報告書
探偵会社に依頼した場合、浮気調査が終了した際には探偵会社から依頼主に浮気調査報告書を渡しています。その報告書にはかなり詳細な状況が記されていることが多いので、きちんとした法的効果があると言われています。
それぞれの探偵会社にもよりますが、浮気調査報告書に記載されている主な情報は以下の通りです。
- 調査機関
- 対象者の情報(パートナーや浮気相手)
- 調査内容(行動調査の場合が多い)
- 具体的な行動調査結果(例:○月○日○時○分に調査開始、○時○分に電車に乗る など)

報告書には、調査員が対象を見た場所の地図や自分で撮影した写真、調査員がビデオ撮影したうちの切り取りなどが添付されている場合が多いです。このような具体的な状況証拠が揃っていれば揃っているほど、法的効果は高まります。
また、調査員からの所見が記載されていることもあり、「○○といった状況証拠から、対象者2人はかなり親密な関係と思われる」などと記載がある場合はさらに浮気の証拠が固まります。
探偵会社による調査は本人たちとは全く関係のない他人が調査しているということもあり、私情が入り込みにくいのでより法的な効果が高まるといったこともあるでしょう。
パートナーを自白させた録音データ
本人が浮気を自白したのであれば、それに勝る証拠はありません。しかし、例え全てを自白したとしてもあとになって「そんなことは言っていない」と言われてしまえば、残念ながら何の証拠も残らないのです。
そのようなことにならないためにも、きちんと自白の録音データを残しておくことが大切です。データを残しておくことで、あとで言い逃れもできませんし他の人に提出できる大きな証拠になります。
録音データには、以下のような内容が盛り込まれているとより信憑性が高まります。
- 浮気相手の名前、年齢などの情報
- 浮気相手との関係性
- 浮気相手とのなれそめやいままでにした行動
- どのくらいの期間関係を持ったのか、現在も継続しているのか
その他、パートナーがどのような心情でいるのか(反省している、開き直っているなど)、今後の夫婦関係を継続するか否かの意思についても確認できるとよりよいでしょう。とはいえ、お互い気が動転していると思いますので、そこまで細かく全ての情報が揃っていなくても構いません。
パートナーの自白データを録音する際は、「浮気をした」ということを認める供述があるかどうかだけきちんと確認するようにしましょう。
自分で行う浮気調査方法15選
浮気調査の方法はさまざまなので、バレるリスクが低いものから、パートナーにバレてしまいやすい方法まであります。
万が一、浮気調査の途中でパートナーにバレてしまうと、より警戒心が強まったり逆切れされたりしてしまう可能性もあります。そのため、浮気調査をしていることがパートナーにバレないよう、細心の注意を払わなければなりません。
ここで紹介する浮気調査の方法は、以下の15選です。
- 財布の中身を確認する
- 給与明細を確認する
- クレジットカードの明細を調べる
- 自宅のパソコンを調べる
- GPSで居場所を確認する
- LINEやスマホの使い方を観察する
- カーナビ履歴や走行距離、車内をチェックする
- ボイスレコーダーで録音する
- 口頭で質問し、返答の様子を観察する
- 精液検出液を利用する
- 出会い系サイトをチェックする
- SNSを確認する
- 浮気調査アプリを利用する
- 撮影する
- 尾行する
財布や給与明細、クレジットカードや車内の確認程度であれば、比較的容易に行うことができます。万が一見ていることがパートナーに知られても、「今月の家計のために確認が必要だった」「車に忘れ物をした」などと言うこともできるからです。
しかし、GPSやレコーダーでの確認、尾行などはバレてしまうと浮気を疑っていることが完全に分かってしまうので、バレてしまったときのリスクは非常に大きいです。その反面、証拠がつかめたときはかなり具体的な証拠になるでしょう。
このように、それぞれの方法によってつかめる証拠とリスクの度合いが変わります。ここでは15個の方法それぞれについて具体的なやり方を解説するので、自分に合った方法を見つけるための参考にしていただけると幸いです。
財布の中身を確認する
まずは、財布の中身を確認する方法です。自分でできる浮気調査の中でもかなり手軽な方法なので、「なんだか最近パートナーの行動が怪しい」「確証はないけど、もしかしたらやましいことがあるのかも」という気持ちがあるのであれば、一度確認してみてもよいかもしれません。
財布には、さまざまな情報が詰まっています。レシートや領収書を取っておくパートナーであれば、かなり具体的な証拠をつかめるかもしれません。
また、夜のお店で働いている方は相手に名刺を渡すことがあります。そのため、「領収書やレシートはなかったけれど、名刺があったので夜のお店に行っていることが分かった」「裏に書いてあるメッセージで、個人的なやり取りや関係があることが分かった」という実例も少なくありません。
ポイントカードやスタンプカードなども大きな手掛かりです。ラブホテルによってはポイントカードでポイントが貯められることもありますので、自分と行ったことがないラブホテルのスタンプカードが出てくれば、ほぼ確実に浮気をしていると思って間違いないでしょう。
さらに、財布に入っている金額も大きなメッセージになります。特にパートナーの金銭事情を把握しているのであれば、この時期にこんなにお金がある、あるいは減っているのはおかしい…と気づく方も多いはずです。

財布をチェックすることは財布にある金額だけでなく、領収書やレシート、ポイントカードや名刺などの大きな証拠をつかむことにつながります。さらに、浮気を疑っていることがバレにくいということも大きなポイントといえるでしょう。
どうしても自分でパートナーの財布をチェックするのは気が引ける…ということであれば、パートナーが目の前で財布をチェックしているとき、それとなく中身を確認する方法もあります。財布には多くの情報が詰まっていますが、証拠書類はすぐに捨てられてしまう可能性もあるので、きちんと目を凝らしながらチェックすると証拠が出てくるかもしれません。
給与明細を確認する
給与明細の確認は、浮気を疑う根拠を見つけることができるかもしれません。そして、普段から給与明細を確認しあっている夫婦であればチェックが非常に簡単というメリットがあります。
浮気をしているとなると、ラブホテルや食事の費用がかかるので以前よりも出費が増えている可能性が高いです。そのため、給与が変わらないのに以前と比べるとお金が足りなさそうにしている…という場合は、もしかしたら浮気をしている可能性があるかもしれません。
しかし、個人的に欲しいものを購入しただけで一時的に金欠になっている可能性も考えられるので、ここで確定することは難しいでしょう。
また、もうひとつ給与明細から分かるものとしては、残業の有無です。サラリーマンであれば、仕事帰りに浮気相手と会う場合がほとんどです。そのため、パートナーには「仕事が忙しい」「残業続きだ」と嘘をついて浮気相手と会っている可能性があります。

給与明細を確認すれば、その月の残業時間をある程度算出することができます。そのため、残業と嘘をついているかどうかは一目瞭然で分かってしまうのです。ここで浮気を断定することはできませんが、パートナーに嘘をついているという証拠になり得ます。
このように、財布ほどではありませんが給与明細からも浮気を疑う根拠を見つけ出すことができます。給与明細を確認して怪しいと思ったら、さらに他の調査を進める…といった方法も合理的かもしれません。そのため、浮気調査の第一歩や初動として開始するのであれば、給与明細の確認がいちばん手軽で手っ取り早い方法といえるでしょう。
クレジットカードの明細を調べる
普段からよくクレジットカードを利用して買い物をするパートナーであれば、クレジットカードの明細を調べる方法も非常に有効です。もしも普段はあまりクレジットカードを使わない場合でも、大きな買い物であればクレジットカードで支払いを行っている可能性があります。
浮気相手との食事代やラブホテル代くらいであれば現金で支払っている可能性もありますが、高額なプレゼントなどをした場合はクレジットカードで支払っている場合がほとんどといっても過言ではありません。
また、異性向けのブランドなどで買い物をしていて、なおかつ自分自身がそういったプレゼントを受け取っていないのであれば、ほとんどの場合が浮気といえるでしょう。

証拠を残さないように細心の注意を払っているパートナーでも、クレジットカードの履歴は自分で変えられないので証拠として残っている可能性が高いです。そのため、パートナーの性格次第では財布をチェックするよりも効果的かもしれません。
ただし、夫婦で別々のクレジットカードを所有している場合は、明細をチェックするのが難しい場合もあります。郵送で明細が届く場合はしっかりと封がされているので開けたらバレてしまいますし、オンラインでの明細はIDとパスワードが分からなければ確認のしようがないからです。
こういったことから、クレジットカード明細の確認はある程度効果的な方法ではあるものの、確認が難しい場合は無理をしてチェックしないほうが無難です。証拠が取れる可能性とパートナーにバレるリスクを天秤にかけながら、チェックが簡単であれば一応確認してみる、程度のスタンスでよいでしょう。
自宅のパソコンを調べる
最近では調べものもスマートフォンひとつでできる時代なので、パソコンを使っているという方は減ってきているのが現状です。しかし、パソコンをよく使っているパートナーであれば、重要な履歴が残っているかもしれません。
パソコンやスマートフォンなどの履歴は、その人の興味や生活の様子がほぼ分かってしまうほど情報がたくさんあります。スマートフォンやパソコンがひとつあれば、どういった人がその端末を利用しているのか特定できてしまうほどだそうです。
もしも検索履歴にラブホテルや観光スポット、異性もののアクセサリーを調べた履歴があれば要注意です。もちろんパートナー自身のことを考えて調べている可能性もありますが、他にも疑わしい証拠があるのであれば浮気の可能性があるかもしれません。
自宅で共用しているパソコンの履歴を見る分には全くバレる心配もありませんが、パートナーが重要な証拠を残しているとも考えにくいものです。かといって、パートナー専用のパソコンやスマートフォンを見るのはリスクが非常に高いので、その場合は自己責任で行うほかありません。

とはいえ、相手のスマートフォンやパソコンの履歴を見て浮気を発見した方が世間にとても多いことも事実です。そのため、怪しいと感じるきっかけがあって白黒はっきりつけたいのであれば、パートナーが使っている端末をこっそり見るというのもひとつの手かもしれません。
GPSで居場所を確認する
GPSを活用して居場所を確認することで、パートナーの行動が丸分かりになります。そのため、残業と称して異性と食事をしていたり、ホテルで肉体関係を持ったりしていればすぐに分かってしまいます。
最近ではお互いのスマートフォンにアプリを入れて居場所が分かるようにするというサービスもありますが、パートナーが浮気をしている場合はそういったアプリを入れてくれる可能性は非常に低いでしょう。

疑わしいパートナーの行動をGPSによって観察したいのであれば、何らかの方法でGPSを仕込むしかありません。ただしこの方法はバレたときのリスクが非常に高いので、警戒心の強いパートナーや感覚の鋭いパートナーに仕掛けるのはおすすめできない方法です。
また、例え夫婦であっても相手に無断でGPSを取り付けるのは違法となる可能性もゼロではありません。ほぼ確実に違法にならないケースは、「夫婦が同居をしていて車を所有しており、その車にGPSを取り付ける」という方法です。
車両は夫婦の共有財産とみなされるため、GPSをつけたとしてもプライバシーの侵害にならないのです。そのため、パートナーがよく車で出かける場合は車両にGPSを取り付けるといった方法が確実といえるでしょう。
GPS自体は通信販売や家電量販店などで手軽に手に入れることができるので、グッズさえそろってしまえば簡単に取り付けが可能です。GPSで取得した情報は自身のスマートフォンから確認できるものがほとんどなので、自宅からリアルタイムで居場所を割り当てることができます。
LINEやスマホの使い方を観察する
パートナーの浮気を疑ったきっかけとして非常に多いのが、「スマートフォンの使い方が変わった」というものです。具体的には、スマートフォンを常に持ち歩くようになった、SNSの通知が頻繁に鳴るようになった、などが挙げられます。
これは、スマートフォンに浮気相手とのやり取りがあるため、パートナーに見られたらバレてしまうという心理、さらには浮気相手とのやり取りが楽しくて肌身離さずスマートフォンを見ていたいという心理が考えられます。SNSの通知が頻繁に鳴るようになったのは、言わずもがな浮気相手のものと考えられるでしょう。
ただし、新しい友人ができてよく連絡を取り合うようになった、SNSでのさまざまな人とのやり取りが楽しくなったという可能性も考えられますので、必ずしもスマートフォンの使い方が変わったからといって浮気を断定してはいけません。あくまでも、浮気を疑うきっかけに過ぎないということを忘れないでください。

もしもスマートフォンの使い方が変わったと感じたのであれば、他にもパートナーの行動が変わった点がないかチェックしてみましょう。友人に関する会話が増えたのであればLINEの相手はただの友人かもしれませんし、反対に異性に関する会話が増えたり、不自然なほど少なくなったりしたのであれば浮気をしている可能性があります。
一度疑わしいと思ってしまうと何もかもが疑わしく見えてしまうものですが、なるべく冷静に客観的に判断して、浮気かそうでないかをある程度感じ取れると次の行動に移しやすくなります。
カーナビ履歴や走行距離、車内をチェックする
普段から車を使って移動することが多いパートナーの場合、カーナビの履歴や走行距離、車内の様子は大きなヒントになります。
カーナビは、パートナーがどこを目的地として走っていたかの大きな指標となります。例えば、休日に出勤だと言って外出したのにカーナビの履歴にはリゾート施設が目的地として設定されていたとしたら、浮気の可能性がかなり高まります。
また、走行距離が明らかに伸びていた場合も要注意です。浮気相手とはなるべく遠くに出掛けたがるので、遠めの観光地やリゾート地に頻繁に行っていたら走行距離が伸びます。そのため、以前と比べて明らかに速いペースで走行距離が伸びていた場合は浮気の可能性が高いといえるでしょう。
普段からパートナーの車に乗って浮気相手と出掛けているのであれば、車内に重要な証拠が残っている可能性も考えられます。車内では比較的多くの時間を過ごすことや、乗り降りが多ければ忘れ物も増えることが理由です。
車内に知らないものが置かれていたり、パートナーのものとは考えにくい忘れ物が複数あったりした場合は、浮気を疑う根拠となるでしょう。

車には多くの証拠が残されています。車内を少しチェックするくらいであれば浮気調査だとバレる心配もほとんどありませんので、何か引っかかることがある場合は一度車内を確認してみてはいかがでしょうか。
ボイスレコーダーで録音する
ボイスレコーダーでの録音は証拠として非常に有効ですが、GPSと同様で相手に無断のまま取り付けてしまうと違法になる可能性もゼロではありません。特に夫婦別居の状態でボイスレコーダーやGPSを仕込むと、プライバシーの侵害として違法証拠になり、せっかくの証拠が認定されない可能性があります。
ボイスレコーダーも、GPSのように同居夫婦が所有する車両であれば取り付けが認められます。また、浮気相手が家に来た場合にも備えて自宅に取り付けておくことも可能でしょう。

ボイスレコーダーで状況が録音できた場合、浮気の証拠としてかなり信憑性の高いものとなります。バレるリスクはあるものの、違法性にさえ気を付ければ非常に大きな証拠になるでしょう。
最近のボイスレコーダーは、音質の良いものから非常に小型のものまで、さまざまな種類のものが販売されています。その中でも浮気調査に最もおすすめなのは、ボールペン型のボイスレコーダーです。
一見普通のボールペンなので、万が一見つかってしまってもボイスレコーダーだと思われることはほとんどありません。また、どこかに隠す必要もないので鮮明に音を拾うことができる点もメリットのひとつです。このようなアイテムもありますので、自分に合ったグッズを探してみてください。
ボイスレコーダーは、他にも浮気の証拠が複数あり、最後の裏付けとして仕掛けるのがおすすめです。これさえあればパートナーも認めざるを得ませんし、自白した際はその録音をすれば一石二鳥になるからです。
口頭で質問し、返答の様子を観察する
人間は、嘘をつくときに何らかの癖があります。長年連れ添ったパートナーであれば、そういった癖を持っていることを知っている場合もあるのではないでしょうか。
また、嘘をつくときの癖を知らなくても、何か後ろめたいことがあれば何とかごまかそうとするものです。そのため、浮気のことを聞いたときに焦ったようなしぐさを見せたり、何かをごまかすような反応を見せたりしたら疑わしいと思ってよいでしょう。突然パートナーから浮気のことを聞かれたら、動揺して普段通りの対応ができない人がほとんどです。
さらに、浮気をしていることを悪いと思っていて、パートナーに申し訳ないと感じている人は多いものです。そういった気持ちが強ければ、浮気を問いただした際に自分から自白してくる可能性も考えられます。
また、浮気のことを聞かれたときに「パートナーが何らかの証拠を既につかんでいる」と感じた場合も、同じく自らの浮気を自白してくるかもしれません。稀に浮気を全く悪いことと思っておらず、すらすらと詳細に自白してくるという人もいるようですが、かなりレアケースです。

口頭で質問をすることでその返答にヒントが隠されていることがほとんどです。そのため、可能であればその一部始終を録音しておくとよいでしょう。
精液検出液を利用する
浮気相手との肉体関係が疑わしい場合、精液検出液を利用することもできます。精液検出液とは「浮気検査薬」とも呼ばれるほど、浮気調査においてはよく利用されているグッズです。精液検出液を使うことで、精液が付着している箇所を特定することが可能になります。
精液検出液を下着に使用すると、下着に付着していた精液に反応が見られます。そのため、特にパートナーの女性が別の男性と浮気をしていることが疑わしい場合によく用いられています。
しかし、コンドームを用いて性交をした場合は下着に精液が付着する可能性が低く、浮気を立証することが難しくなります。ただし、コンドームを用いずに性交を行っていた場合は、どんなにシャワーを浴びたとしても膣内に残った精液が体外に排出されるため、下着から検出される可能性は高いと言われています。
また、パートナー男性が別の女性と浮気していることが疑わしい場合は、精液検出液での立証はほぼ不可能です。下着に精液が付着していたからと言って、性交したかどうかを知る手立てはないからです。

精液検出液による浮気調査は「パートナーの女性が別の男性と浮気しているかどうか知りたい場合」「パートナーが浮気相手とコンドームを用いずに性交している場合」のみにしか使えないので、使える範囲はかなり限られるでしょう。
出会い系サイトをチェックする
最近では、出会い系サイトやアプリでの出会いが非常に増えてきています。実際に出会い系サイトやアプリで出会って結婚する方も増えてきているため、非常に有用なサービスではあるのですが、残念ながら浮気相手との出会いに利用されることもしばしばです。
パートナーが頻繁にスマートフォンやパソコンを見ていて、尚且つ怪しい言動が感じられる場合は、スマートフォンのホーム画面に怪しいアプリはないか、パソコンの履歴に出会い系サイトが残っていないかチェックしてみましょう。もし実際に会っていなかったとしても、出会い系サイトの利用やアプリのダウンロードが分かった時点でパートナーとしては非常に嫌な気分になります。
また、出会い系サイトやマッチングアプリの利用は、18歳以上の未婚の方に限られています。そのため、既婚者がそういったサイトやアプリを利用することはできないので、万が一運営に知られた場合は規約違反で退会させられます。
そのため、「とにかく出会い系サイトの利用を辞めさせたい」「アプリから退会させたい」という場合は、パートナーのメールアドレスや電話番号などを明記の上、運営側に連絡することもひとつの手です。アプリの利用には基本的に身分証明書の提出が義務付けられているので、その情報からアカウントを割り出すことができます。

もしも出会い系サイトやマッチングアプリを通じて浮気相手と会っているようなメッセージがあれば、必ず状況証拠として自分の手元に保存しておきましょう。
SNSを確認する
出会い系サイトやマッチングアプリと同様、SNSも浮気の温床になっています。Twitterは同じ趣味の人が集まりやすくオフ会なども開催されるため、出会いやすいSNSといえるでしょう。また、Instagramは自分自身の行動や写真をよく載せるため、人と人が近づきやすくなるSNSです。
TwitterやInstagramを始めとするSNSには、だいたいのものにメッセージ機能がついています。そのメッセージ機能を利用することで、個人的なやり取りが可能になり会う約束を取り付けられる可能性が高いです。
SNSを確認できる状況であれば、パートナーの投稿ではなくメッセージのやり取りを確認してください。Webで発信している情報はいたって通常のものでも、メッセージで浮気相手とやり取りをしているかもしれません。

こちらも出会い系サイトやマッチングアプリと同様、浮気相手と思われる人とのメッセージのやり取りが見つかったら、すぐに自分の手元に保存してください。メッセージは半永久的に残るわけではなく、自分の手で削除することができます。そのため、手元に残しておかないと証拠が消えてしまう可能性があるのです。
最近では若い世代のみならず、40代~50代もSNSやアプリを積極的に利用するようになってきました。まだ判断能力がついていない若い世代はもちろんですが、ネットリテラシーの獲得が遅い中年世代はインターネットに慣れておらずトラブルを起こしてしまう可能性があります。
全世代にトラブルの可能性がありますし、うまく浮気に利用している可能性もあります。そのため、浮気調査の目的以外でも可能であればきちんとパートナーのSNSを見ておいたほうが安心かもしれません。
浮気調査アプリを利用する
最近では、浮気調査ができるようなアプリが開発されています。これは、パートナーのスマートフォンに浮気調査アプリをダウンロードすることで、他の端末でそのスマートフォンのデータを閲覧・管理することができるものです。
こういったアプリは本来子どもやお年寄りなどをインターネットのトラブルから守るため、または自身のスマートフォンを盗難から守るためなどに開発されたものですが、最近では浮気調査に用いられることが多くなりました。
スマートフォンの内部を監視することができるアプリは、「ケルベロス(有料)」「mSpy(有料)」、スマートフォンの位置確認や追跡ができるアプリは「Prey Anti Theft(無料・有料)」「life360(基本的に無料)」「Track View(無料・有料)」があります。
しかし、パートナーの同意なしに勝手にアプリを仕込んで監視することは、「不正指令電磁的記録供用罪」という犯罪になります。もちろん、家族やパートナーであっても同様です。
こういったことから、パートナーに内緒で勝手にアプリをダウンロードし、スマートフォン内部を観察したり位置情報を盗み見たりすることは残念ながらできません。アプリとしては非常に優秀なのですが、自力での浮気調査としては使えないことが分かりました。
もし浮気調査としてインストールしたいのであれば、何らかの理由をつけて同意を得るしかないでしょう。「災害時のための備えとして」「万が一紛失した場合に備えて」という理由であれば、パートナーの同意を得られる可能性もあります。

実際に浮気をしているパートナーがアプリのダウンロードに同意するとはあまり思えないので、くれぐれも無断でダウンロードすることだけは避けてください。
撮影する
万が一浮気現場を目撃した場合は、すぐに撮影して証拠を残しましょう。いくら自分の目で見たとしても、相手が巧妙に否定すれば物的な証拠にはならず、浮気を立証することができないかもしれません。
ホテルに入っていくところを偶然目撃した、自宅で浮気現場に遭遇してしまった…というケースは意外と多いものです。当然驚いたり気が動転したりしてしまうとは思いますが、自分が有利な状況に立つためにも現場の証拠を撮影しておくことは忘れないようにしてください。

本人たちを撮影することはもちろんですが、肉体関係を持っていると推測される物的証拠を撮影したり、物自体を抑えたりしておくことも重要です。とにかく証拠は多ければ多いほど信憑性が増すので、保存できるものは全て撮影しておきましょう。
尾行する
浮気の容疑がかなり固まっているのであれば、自力で尾行するという手もあります。ただし、バレるリスクもかなり高まるので、とにかく慎重に動くようにしてください。
尾行をするためには、ある程度パートナーや浮気相手のスケジュールを把握しておくことが重要です。職場からそのままよく食事に行っている、行きつけのラブホテルがある…といった情報を抑えておき、事前に近辺で待っておくと遭遇できる可能性が高まります。
とはいえ、せっかく待っていても何も起きないことはありますし、待っていた場所と別の場所で浮気相手と会っている可能性も考えられます。非常に忍耐力が必要な方法なので、どうしても現場を抑えたい場合にのみ尾行をした方がよいかもしれません。

尾行をしていて浮気現場に遭遇することができたら、忘れずに現場の写真を撮影してください。可能な限り近づいて、本人たちだと分かるような写真が撮れるとベストです。
浮気調査に役に立つグッズ
ここからは、浮気調査に役立つグッズについて紹介していきます。浮気調査によく利用されているグッズは主に以下の5つです。
- 盗聴器
- GPS発信器
- 小型カメラ
- ボイスレコーダー
- ドライブレコーダー
既に少し紹介したグッズもありますが、これらのグッズについてそれぞれ詳しく紹介していきます。
盗聴器
盗聴器は、設置した場所の会話をリアルタイムで盗み聞きすることができる器械です。小型でバレにくいものが多いので、浮気調査にもよく利用されています。

盗聴器は小さくてバレにくいですが、「盗聴器発見器」などを用いられてしまえば設置がバレてしまいます。また、設置場所等によっては犯罪になる可能性もゼロではありませんので、くれぐれも使い道には注意してください。
GPS発信器
先ほども少し解説したGPS発信器は、設置したところの位置が分かる器械です。車などに設置しておくと、パートナーが今どこにいるかを把握しやすくなります。

GPS発信器も設置場所を考えないと違法証拠になる可能性があるので、基本的には夫婦の共有財産にのみ設置するようにしてください。
小型カメラ
小型カメラは、その名の通り非常に小さく目立ちづらいカメラです。映像として記録を残すことができるので、音声だけの場合よりもさらに信憑性の高い状況証拠になります。
自宅で浮気相手と会っている可能性がある場合は、自宅に設置することで現場を抑えられるかもしれません。しかし、自宅だとその場にいる時間が長くパートナーにカメラの存在を知られてしまう可能性があるので、設置場所には注意しながら設置してください。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーと盗聴器は、リアルタイムで音声を聞くかあとで回収して音声を聞くかの違いがあります。盗聴器はリアルタイムの音声を聞くことができますが、自分が近くにいないと音声が届きません。一方でボイスレコーダーはリアルタイムの音声は聞けないものの、あとで回収して何回でも繰り返し聞くことが可能です。
そのため、浮気調査のために利用するのであれば、確実に証拠として残すことができるボイスレコーダーのほうが使い勝手がよいといえるでしょう。
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーは、万が一の事故などに備えて車に設置するものです。車外や車内の撮影はもちろん、音声の記録もできます。

時間が経ってしまうと古い映像から消えてしまうドライブレコーダーもあるので注意しましょう。浮気調査として使う場合は、こまめに映像や音声をチェックすることがおすすめです。
自分で浮気調査する際のリスク
自分の力で浮気調査を行うのは、お金はあまりかからないもののかなりリスクが大きいです。自力で浮気調査を行うことの主なリスクは、以下の4つです。
- 配偶者にバレて関係が悪化する
- 不正アクセス禁止法や住居侵入罪など違法行為に注意
- 精神的苦痛になる
- 時間と労力が必要
これらのリスクについて、それぞれ詳しく解説していきましょう。
配偶者にバレて関係が悪化する
最も大きいリスクは、浮気調査をしていることが配偶者にバレて関係性が悪化することです。実際にパートナーが浮気をしている場合は警戒心が強まって証拠が取りづらくなりますし、浮気をしていなかった場合はあらぬ疑いをかけられて怒ってしまうかもしれません。
そのため、自力で浮気調査をする場合はとにかくパートナーにバレずに行動するよう心がけるしかありません。見つかってしまえばかなりのリスクを背負うことになるので、覚悟を持って臨む必要があります。
不正アクセス禁止法や住居侵入罪など違法行為に注意
基本的にパートナーに同意を得ずスマートフォンにアプリを入れたり、他人の住居に入り込んで尾行したりすることは犯罪になります。違法行為をして証拠を集めたとしても、それは「違法証拠」となるため証拠として扱ってもらえなくなる可能性があるので注意しましょう。
そもそも自力での浮気調査はかなりグレーゾーンな部分があるので、少しでも違法行為に触れてしまうと相手側が有利になることに繋がりかねません。
精神的苦痛になる
自分のパートナーの浮気を疑って調査をしていると、かなり精神的にダメージを受けます。パートナーに対しても疑り深くなりますし、以前のような関係性には戻れなくなるかもしれないという不安も襲ってくるでしょう。
時間と労力が必要
浮気調査には、時間と労力が必要です。特に尾行などの調査の場合は、何時間も張り込んでやっと一瞬の証拠を見つけるということがほとんどです。
時間をかけて調査をするのは生活体系的に難しい方も多いですし、パートナーにバレるリスクも高くなってしまいます。
【状況別】どのような証拠を集める必要がある?
浮気の証拠を集めることが大事とお伝えしてきましたが、状況によってどのような証拠を集める必要があるかどうかは変わります。浮気が知りたい場合の理由としては、主に「浮気の事実を確認したい」「離婚や慰謝料の請求をしたい」の2つが考えられます。
これらの状況において、実際にどういった証拠が必要なのかどうかを解説しましょう。
浮気の事実だけ知りたい場合
浮気の事実だけを知りたい場合であれば、法的に信憑性の高い証拠は特に必要ありません。自分が確認できればよいので、SNSのやり取りなどの記録があれば十分です。また、物的証拠がなくてもパートナーの口から自白したのであれば、それは非常に大きな証拠といえるでしょう。
ただし、そのときは良くてものちのち離婚や慰謝料の請求をしたいと感じるようになるかもしれません。そのような場合に備えて、なるべく物的証拠は保存しておいた方がよいでしょう。
離婚や慰謝料請求などしたい場合
離婚や慰謝料の請求をしたいとなると、確実性のある物的証拠が必要となります。例を挙げると、浮気相手とのやり取りが記載されているSNSのスクリーンショット、ラブホテル付近にいる2人の写真、自白の録音などです。
こういった証拠があれば、浮気の確実性が認められて離婚や慰謝料の請求が通りやすくなります。
自分でできる浮気調査15選まとめ

今回の記事では、自力で浮気調査をする際の方法や集めるべき証拠、リスクについて解説しました。
自力での浮気調査にはさまざまな方法があるものの、法的証拠がつかみづらかったりリスクを負わなければならなかったりするので、きちんと証拠をつかむまでの道のりは長いです。また、不正アクセスや住居侵入などの犯罪を起こさないように気を付けながら調査を進めなければなりません。
自力で調査が難しいと感じた場合、探偵事務所への依頼がおすすめです。調査報告書は法的な証拠とみなされますし、調査に自分の時間や労力を割く必要もありません。
パートナーの浮気が疑わしいと感じたら、ひとまず一度探偵事務所や興信所の無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。

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