第一探偵事務所(所在地:宮城県仙台市、代表者:佐藤 翔吾)は、現在または過去に探偵業に従事したことがある方を対象に、「浮気調査」に関する実態調査を行いました。
浮気や不倫に関する問題は、時代とともにその形を変えながらも無くなりません。
SNSやマッチングアプリの普及、リモートワークの増加など、環境や生活の変化は浮気行動にも影響を与えています。
そのような現代の浮気事情の変化を明らかにするため、第一探偵事務所(https://daiichi-tantei.co.jp/)は、現在または過去に探偵業に従事したことがある方を対象に、「浮気調査」に関する実態調査を行いました。
調査概要:「浮気調査」に関する実態調査
【調査期間】2025年11月10日(月)~2025年11月11日(火)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】205人
【調査対象】調査回答時に現在または過去に探偵業に従事したことがあると回答したモニター
【調査元】第一探偵事務所(https://daiichi-tantei.co.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
探偵現場でも多い、長期化しやすい浮気相手は「学生時代の知人や元恋人」

はじめに、「調査対象者の浮気関係が長期化する傾向があるのは、どのような相手との関係か」と尋ねたところ、『学生時代の知人や元恋人(40.5%)』と回答した方が最も多く、『職場関係(35.6%)』『既婚者同士(35.1%)』と続きました。
学生時代の知人や元恋人は、昔からの付き合いが長い分、心理的な距離が縮まりやすく、再び関係が深まりやすい可能性があります。
また、仕事を通じて頻繁に顔を合わせる「職場関係」や、同じ立場にある「既婚者同士」といった「発覚しにくい環境」も長期化の一因といえそうです。
では実際に、そうした関係はどのような場所で維持されているのでしょうか。
探偵調査からみる年代別・浮気の接触場所の違い

「調査対象者と浮気相手の接触場所として多いと感じる場所」を年代別に尋ねたところ、10〜20代では『カフェ』や『レジャー施設』など人目のある場所が多く、開放的な関係性がうかがえます。
一方で、30〜40代は『勤務先付近』『車内』『調査対象者または浮気相手の自宅』などで密会する傾向が強く、現実的かつ慎重な行動が目立ちます。
50〜60代は全体的に割合が低く、行動そのものが抑制的であると考えられ、浮気の割合も低い傾向が見られます。
証拠を得るまでには「1~2ヶ月」以上かかるケースも!
このような浮気行為を怪しんで探偵に依頼を行なった場合、どの程度の期間で証拠を得られるのでしょうか。

「浮気の証拠を得るまでにかかる平均的な日数」について依頼された調査目的ごとに尋ねたところ、全体的に『2~4週間未満』が中心で、比較的短期間で証拠収集が完了することが多いようです。
調査目的が複雑になるほど、詳細な証拠収集や行動分析が必要になるため、調査期間が伸びる結果となりました。このような証拠を得るまでにかかる期間は、調査対象者の行動パターンにも左右されます。
接触頻度が高まりやすいのは「事実確認を目的とした調査」

そこで、「調査対象者との平均的な接触頻度」について調査目的別に尋ねたところ、全体として、『週に1回程度』や『週に2〜3回』が多く、一定のペースで観察や追跡が行われていることがわかりました。
調査目的別では、「事実を確認したい」が最も高頻度で、他の感情的・法的な目的ではやや間隔があく傾向が見られ、事実確認以上の目的がある場合は、それに沿う証拠を得るためにタイミングなどを調整していると考えられます。
このような調査中に単純な浮気行為だけでなく二股などが判明したケースはどの程度あるのでしょうか。
大手探偵社の調査現場でも多い「複数交際」判明は3〜4割が最多

「浮気調査中に『二股・三股・それ以上』と判明したケースは、どの程度あるか」について尋ねたところ、『全体の3~4割程度(48.8%)』が最多で、『全体の1〜2割程度(30.7%)』『全体の5割以上(17.6%)』と続きました。
結果から、浮気を行なっている人は、より複数の相手と関係を持っている傾向があることが明らかになりました。
このような浮気行動の傾向に、男女差はあるのでしょうか。
探偵が見た男女別の浮気行動の違い:女性は計画的、男性は高頻度接触

「調査対象者の浮気行動の特徴について、男性・女性のどちらに多いと感じるか」を項目別に尋ねました。
女性の方が浮気相手に対する気持ちの強さと計画性をもって浮気をしている傾向が見られました。
一方、男性は接触頻度のみ女性の割合を上回る結果となり、より頻繁に浮気相手に会おうとする傾向があるようです。
探偵がよく聞く浮気否定の言い訳は「友人」「仕事」に集中
調査で浮気が明らかになった後、浮気の指摘を受けた際に調査対象者はどのような対応をしたのでしょうか。

「依頼者から、調査対象者が浮気を否定または正当化する際によく挙げられる『言い訳』として、どのような内容を聞くことが多いか」を尋ねたところ、『友人・同僚と会っていた(42.0%)』『残業や仕事の付き合い(37.6%)』『スマホの電源が切れていた(31.7%)』が上位に並びました。
日常生活でよくある理由が上位を占め、社会的に理解されやすい説明を用いる傾向があり、発覚を避けるために「現実的な言い訳」をしているようです。
浮気調査を行なった経験が多い探偵が実際の浮気調査で印象に残ったエピソードはどのようなものがあるのでしょうか。
■浮気調査で印象に残ったケースを教えてください。
・旦那より大事にしたり、笑顔が多い(40代/男性/東京都)
・浮気調査の依頼者も実は浮気していてW不倫だった(50代/男性/熊本県)
・男性である浮気相手が依頼者の兄弟、義母とも不倫関係(50代/男性/大阪府)
・男性側も女性側も同時に他の会社にも調査されていた(60代/男性/千葉県)
浮気調査で印象に残った事例としては、依頼者自身も不倫していたケースや、家族・親族を巻き込む関係、さらには双方が同時に別の探偵にも調査されていたケースなど、複雑な人間関係が挙げられました。
浮気が個人間の問題にとどまらず多くの人を巻きこんで泥沼化する場合もあることがうかがえます。
大手探偵社も実感する浮気傾向の変化:マッチングアプリ経由の出会い増加

続いて、「調査対象者の浮気の傾向について、昔と比べての増減の実感」を項目別で尋ねたところ、出会い方や形態はオンライン化・多様化が進んでおり、「マッチングアプリ」や「オンラインゲーム・配信」を通じた出会いが増加傾向にあることが示されました。匿名性の高さや手軽さが、倫理的な抑制を弱めていると考えられます。
また、女性側の浮気や既婚者同士の浮気関係増加の背景には、女性の社会進出やSNS利用による「出会いの機会の均質化」があると考えられます。
特に既婚者同士の場合、「お互いに家庭を壊したくない」という利害が一致しやすく、秘密を守りやすい関係として選ばれている可能性もあるでしょう。
探偵が直面する最大の障壁は対象者の警戒心と予測不能な行動

最後に、「浮気調査の現場で、実際によく直面する課題」について尋ねたところ、『調査対象者が警戒して尾行が困難(37.6%)』『調査対象者が予想外の行動をとる(35.6%)』『決められた期限内に証拠を収集するのが難しい(33.2%)』が上位になりました。
対象者の「警戒心」や「突発的な行動」が上位を占めたことから、探偵業務における最大の障壁は、物理的な追跡技術よりも、不確定要素の多い人間の心理や行動を読み解く「予測の難しさ」にあります。
このような不測の事態にでも調査を成功させるためには瞬時の判断力と、対応する現場適応力が、必要になります。
限られた期間や依頼主の予算内で、法的効力のある決定的な証拠を収集しなければならないという制約も現場の重圧となっているようです。条件が厳しくなるほど、プロとしての手腕が問われるでしょう。
まとめ:デジタル化と関係の多様化の中で変わる「浮気のかたち」
今回の調査で、浮気の実態や浮気調査の際に探偵が感じる課題などが明らかになりました。
最も浮気関係が長期化しやすい相手は「学生時代の知人や元恋人」で、過去に築かれた信頼関係が継続性につながりやすいことがうかがえます。加えて、仕事の場で日常的に接する関係性や、既婚者同士といった立場の近さも、周囲に気づかれにくい状況を生みやすく、結果として関係の長期化に影響している可能性があります。
浮気相手との接触場所は、10〜20代は人目のある場所が多く開放的な関係が多い一方、30〜40代は現実的でリスクを抑えた場所が中心となっています。
調査目的ごとの調査期間について尋ねると、「事実を確認したい」という目的での「2〜4週間未満」が最多でしたが、「慰謝料を請求したい」「関係を修復したい」といった感情的・法的な目的では「1〜2ヶ月」以上かかるケースが増え、慎重な証拠収集が求められる傾向が確認されました。
また、調査対象者との接触頻度については、目的にかかわらず「週に2〜3回」が主流となっており、観察の効率化や調査対象者の行動周期に合わせた調査手法が一般化していることがわかります。
調査中に「二股・三股・それ以上の関係が判明したケース」については“全体の3〜4割程度だった” と回答した方が約半数を占めており、複数の相手と同時に関係を持つ傾向が明らかになりました。
さらに、約2割は 「4股以上」 の複雑な関係性が発覚したと回答しており、一部では浮気が単発的なものではなく、複数ルートで継続的に並行されている実態もうかがえます。
男女別の行動傾向をみると、女性は浮気相手への感情が強く計画性があり、男性は浮気相手に頻繁に会おうとする傾向があることが示され、性別によって浮気の行動様式が異なっていることが明らかになりました。
加えて、近年では、「マッチングアプリを通じた出会い」「オンラインゲームや配信」「女性側の浮気」「既婚者同士の関係」が増加傾向にあり、女性の社会進出やSNSによる出会いの機会の均質化に影響を受けている可能性があると考えられます。
調査の現場でよく挙げられる課題としては、対象者の「警戒心」や「突発的な行動」により、予定どおりに調査が進まないケースがあると指摘されています。こうした状況に対応するために、調査員には状況を見極める判断力や現場での柔軟な対応力が必要とされているのではないでしょうか。
こうした調査現場の課題に加え、浮気の動機や関係の持続のしかた自体が多様化している点も、昨今の特徴といえます。今後もライフスタイルやコミュニケーション手段の変化に伴い、その実態はさらに変容していく可能性があると考えられます。

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